2020年6月03日投稿
IT系の会社に派遣で入ったのはいいですが、もう5年になります。
転職して安定している社員になりたいですが、面接にもたどりつけません。
派遣で経験を積んでも、年齢によっては転職時、正社員への転職が難しいです。
派遣から社員になれる方法を私の経験から教えます。
今回は派遣社員から正社員への転職の壁についてです。
まずは、記事を書く、管理者のプロフィールを簡単に紹介します。
私はシンガポールのIT系の会社で社員として10年以上働いており、いままでたくさん、転職活動に成功した同僚を見送ってきました。
対して日本でITの仕事を派遣社員として、しているときは、転職を試みるも成功した同僚を見る機会がほとんどありませんでした。
本記事では、管理者の自身の経験から派遣社員から正社員への壁、またその壁を乗り越える方法を提案します。
まず、ある会社で派遣社員としてキャリアを積んだとしても、その派遣先の会社に正社員で入ることはかなり難しいです。
派遣元の会社からすると、自分の会社の人材を他社にとられる訳ですから、 派遣元と、派遣先の会社で特別な信頼関係がないと難しいと考えてください。
正式な手続きとしては、派遣先との契約が満了した時点で派遣元会社を退社し、正式な入社手続きを行えば可能なようですが、 派遣会社と、派遣元の関係が悪くなる可能性がありますので、通常はあまりおすすめできません。
もう一つの道は派遣元の会社の正社員になる事です。
これは上記した派遣先で社員になるのに比べてハードルが低いといえますし、会社によっては可能です。
ただ「○年頑張ったら社員にしてあげるよ」という口約束に乗って、派遣社員のまま長年ズルズルと働いた後、
約束の勤続年数に達したときには、その会社の経営状況により、無理でした。などという話もあります。
派遣会社で働いているうちは派遣契約なので、その間に切られるというケースもありますので、直ぐに社員に してくれない場合は、その会社に依存しないほうが良いでしょう。
これが最も普通な方法と思われますが、派遣社員から、正社員への転職は非常に難しいです。
そもそも日本の会社は正社員の募集は新卒向きに出しますので、中途採用での正社員募集という時点でかなり案件が減ってしまいます。
また、派遣社員という経歴はなぜか敬遠される傾向があり、面接時不利に働きます。
私の経験上、派遣社員から、正社員への転職は非常に厳しいと言わざるを得ません。
一度レールから外れると修正するのが難しいのです。
転職の不思議ですが、正社員で働きながらだと、正社員での転職先が見つかりやすいです。
それは、企業側が正社員で働いてきた人材の方が、責任ある仕事を任せられた経験がある、有能な人材と考える為です。
正社員になる為には、正社員である必要があるという、ある種矛盾した構造ですが、実際に私が見聞きしてきたIT界隈では このような事が起こっていました。
一度、派遣社員になると能力があっても正社員になるハードルが一気に上がるのです。
私が海外転職した理由は、日本では正社員になれないと分かった為です。
当時の私は、音楽家への道を諦めて、派遣でIT企業に入社し、2年が経過。
専門の資格を複数取得し、転職活動をしていました。
転職会社にも相談をしに行きましたが、私が受けられる日本での正社員の募集は全くありませんでした。
そんなときに出会ったのが、海外転職案件です。
日本国内では正社員の募集を控えている会社でも、海外支店での日本人ポジションは正社員という扱いで募集している場合が多いです。
それは、恐らく、海外転職という不安定な条件と、派遣社員というまた不安定なポジションでは良い人材の確保が出来ないからだと考えられます。
海外転職は心配事が多いですが、社員になれますので
ステップアップの為の踏み台にできます。
先にも書きましたが、正社員から正社員への転職は派遣社員からの転職に比べると非常に楽です。
シンガポールで10年程仕事をしておりますが、多くの人材が入社し、退社していきました。
日本での派遣先では、あまり転職の良い話を同僚から聞かなかったのですが、シンガポールから日本に転職する同僚は 比較的簡単に日本の正社員の採用を勝ち取っています。
皆、口を揃えて言うのが、海外で正社員として働いたら、転職が驚くほどスムーズに言ったという事です。
実際2-3年で海外で経験と、正社員で働いていたという履歴を計画的につくり、すっぱり日本に帰国し、転職する同僚もいました。
キャリアパスが見えない人は、準備期間と捉えて2年ほど海外に出ても良いと思います。
私も実は、シンガポールで2年ほど勤めて、正社員の実績をつくり、直ぐに日本で転職するつもりでした。
日本ではまじめに働いていても、派遣社員から正社員になるハードルはどうしても高いです。
正社員へのこだわりがある場合は、ハードルの比較的低い、海外で正社員として経験と履歴をつくってから、 日本で転職活動をするという道もあります。
正社員になる為に海外就職と聞くと、現実離れしたような話に聞こえるかも知れませんが、
実際、私はシンガポールで、多くの同僚を迎えて、見送ってきました。
彼らの多くが着実にキャリアアップして旅立っていっています。
海外転職については、以下の記事で注意点をまとめましたので、読んで頂ければ幸いです。
主に、お金を用意するように書いていますが、計画的に2年程度の短期で経験を積んで帰国するという計画を立てれば、積み立てるお金も少なくてすみますし 気持ちが楽になると思います。
2020/06/01投稿
海外転職を考えている人。また転職先を探していたら海外案件 を紹介された人!海外転職のハードルは下がってきていますが、注意も必要です。
以上、少しぶっとんだ話に聞こえるかもしれませんが、私の同僚から見る、IT系派遣社員から正社員へのステップアップ方法でした!
私はもう日本に帰りたくなりましたけどね♪
2020/05/22投稿
海外で活躍する、駐在員と現地採用。共に海外で働く日本人でも、待遇に大きな差があります。 処遇の差に落ち込まないように、違いを理解しましょう。
サイト管理者:るーぽん
シンガポール在住10年以上
会社員、2児の父。
飲食業界から、IT企業への転職を経て
外資系企業に就職し、シンガポールに赴任。
現在は、温暖な気候の中、毎日ほぼストレスなく過ごしています。
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