2020年6月01日投稿
仕事を探しているのですが、海外の求人も気になります。
海外で働いた経験がないのですが、大丈夫でしょうか?
日本の案件と同じく採用条件が合致していれば、もちろん応募できますし、面接を通れば採用となります。
ですが、海外で働くのは日本で働くのに比べて注意が必要です。。
今回は海外で生活する際の注意点を書きます。
今回はシンガポール在住10年以上の管理者の経験から海外での就職、
注意点について記します。
以下、管理者のプロフィールを簡単に紹介します。
海外就職は経験のない人からしたら、夢や、嘘のような話しに聞こえてしまうかも知れませんが、海外転職は可能です。
また、海外に支店を置く日本企業が増えている事からも、年々海外転職のハードルは下がっていると言えます。
私自信、日本からの応募者の採用過程に加わった経験がありますが、日本からの応募してくる人材の多くが、海外転職が初めてで、 非常に不安を持たれている印象を受けました。
不安は多くあるかも知れませんが、海外転職自体はそこまで特殊ではないと認識しても良い時代だと思います。
私も最初シンガポールでの仕事の話を頂いた時はあまりのことに、本当なのかどうか非常に慎重になりました。
結果的には海外就職して大正解でしたが、同じ時期に、まったく同じ求人機会を得た同僚は海外生活というリスクに慎重になり、 結果見送ってしまいました。
その後、募集のポジションは埋まってしまい、結局、様子見していた知人は就職出来ませんでした。
確かに心配なことがたくさんある海外就職ですが、転職はタイミングです。
海外で職を得て、日本よりも良い待遇で仕事を出来ている人がいるたくさんいる半面、海外転職に失敗する人もいます。
次に海外転職・就職についての注意点を書きます。
海外就職についての注意点です。
ひとつひとつ説明します。
日本国民として海外にいくのですから、職を失ったら日本に帰らなけばいけなくなる、というリスクが常にあります。
多くの場合、日本に帰国したあと、また住居をイチから探さなくてはいけませんので、帰国の際の飛行機代や引っ越し費用、また、 日本で再出発する為の準備費用は常に貯蓄しておかなくてはいけません。
いきあたりばったりでは大変なことになりますので、必ず日本に帰る可能性を考慮した貯蓄額をキープする必要があります。
退路を断たれないよう、常に帰国になった場合に備える必要があります。
ご存じの通り、日本には国民皆保険制度が整っておりますので、病気、ケガをしたとき、当たり前のように病院に行けますし、ちょっとしたケガで
大金がかかることはありません。
日本ではそこまで日々の病気の心配はそこまでしなくても良いですが、 海外だとはそうも行きません。
会社が入っている保険が提供される可能性もありますが、その保険ですらカバー範囲が不十分な場合もあります。
問題が発生してからでは遅いので、必ずその国の医療体制、制度については理解し、必要であれば、個人で海外保険に入るなどの準備をしましょう。
また、海外保険はかなり高額になることがあります。年間かかる保険の金額も加味した上で給料面を判断しましょう。
例えば私の住むシンガポールだと、保険なしで一日入院すると自己負担で20万円程かかってしまいます。
保険は本当に重要なのです。
その国に住む為の衣・食・住について事前に理解しましょう。
日本円で換算した給料の価値からだけでは、その土地で生活できるかどうかは判断できません。
場合によっては日本よりもはるかに高い生活費がかかる国もあります。
私の場合、12万円くらいあれば、家族で住める賃貸物件があると甘く考えて深くリサーチせずシンガポールに着ましたが、 実際に物件を探し出すと、12万円では家族物件が全くなく、結局25万円ほどの家を借りることになりました。(それでも最低レベルです)
最初の計算の時点でかなり予算オーバーしたので、初年度はかなり生活がきつくなった経験があります。
移住先の衣・食・住については事前によく調べましょうね!
実はここであげた注意点は全てお金で解決できます。
海外生活では安全を担保する為に日本よりも、かなり多くのお金がかかると認識しましょう。
夢いっぱいで来たは良いが、金銭面での折り合いがつかず泣く泣く帰国する人もいます。
日本にいると、「給料よりも経験」といった価値観も必要になりますが、海外就職だと、ある程度の給料がもらえないと生活がままならなくなるリスクが非常に高いです。
採用担当者に現地の状況を確認しても、有益な情報は得にくいので、提示された給料でやっていけるのかどうか、 現地で日本人がやっている掲示板などでリアルな情報をつかみましょう。
事前にどのくらいお金がかかるのか、その仕事は現地の生活を保障できるのか、しっかり考えた上で就職しましょう!
以上、海外で就職、生活をするにあたっての注意点でした。
2020/05/22投稿
海外で活躍する、駐在員と現地採用。共に海外で働く日本人でも、待遇に大きな差があります。 処遇の差に落ち込まないように、違いを理解しましょう。
サイト管理者:るーぽん
シンガポール在住10年以上
会社員、2児の父。
飲食業界から、IT企業への転職を経て
外資系企業に就職し、シンガポールに赴任。
現在は、温暖な気候の中、毎日ほぼストレスなく過ごしています。
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