英語の聞き流しは効果なし！？
効果のあるリスニング練習とは？

一時期、一世を風靡した英語の聞き流しトレーニング。

何かをしながら進められる簡単な学習方法として、注目を浴びていましたが、正しくすすめないと効果が得られません。

今回は効果的な聞き流しトレーニングについて提案します。

1. 結論:ただの英語聞き流しは意味がない。

先に結論ですが、ただの英語聞き流しでは、リスニングは向上しません。

単語の意味が分からないものを何百回聞いても意味が分かるようにならない事は想像すれば分かりますが、なぜかおすすめされているのが 英語聞き流しという学習方法になります。

英語聞き流しで得られるもの

当然得られるものもあります。それは

• 英語独特のリズムが覚えられる
• 発音が耳から覚えられる

ですね。

本当に内容がつかめていない内容のものであれば、上記2点以上の結果は得られないです。

聞き流しでは英語は上達しません。

私の知人で、非常にまじめなものがいるのですが、彼は英語の高価な英語聞き流し教材を購入し、 そのマニュアルに沿って、一日何時間も聞き流しを続けました。

非常にまじめな性格であった彼は、教材マニュアルの2倍程の時間をかけて毎日リスニングを実施しました。

その後、彼は、1年聞き流しトレーニングを続けて、万を持してTOIECを受験しましたが、全くスコアが上がりませんでした。

2. 赤ちゃんは聞き流して学んでいるという嘘。

英語の聞き流し教材の販売の為に提唱されている

人間の幼児期は大人の会話を聞いて、言語を学ぶについてですが、半分正しく、半分は正しくないです。

子供の言語習得について

子供は耳からの情報だけで、言語を習得するわけではありません。

使える感性をすべて利用して、言語を学んでいます。

また、周りにいる親や、人が、言葉と単語を結びつける動作を行う事により、 言葉の意味を理解するようになります。

例えば、親が子供にリンゴを見せながら「リンゴ食べる？」聞きながらリンゴを食べさせたり、

「バナナ食べる？」と聞いて、バナナを食べるから、リンゴやバナナの違いと、"食べる"という動作の意味を理解するようになるのです。

逆にいうと「This is an apple」という簡単な言葉でも、"This is" や"an apple"の意味を見せて、動いて、教えてくれる人がいないと、 何百回聞いても意味が分かるようにはならないですよね。

3.　英語聞き流しは実は上級学習方法

英語聞き流しで学習者が期待するのはリスニングの向上だと思います。

実行するためのハードルが低いので、気づかない学習者が多いですが、英語聞き流しは実は上級者用の学習方法です。

単語や、発音の理解がかなり進んでいる状態であれば、教材を聞き流しても話の意味がある程度わかりますので、 トレーニングで効果得られますが、理解できる言葉が少ない状態では英語聞き流しは、全く意味がありません。

英語の映画（ドラマ）を英語字幕付きで視聴する

字幕なしで、英語の映画（ドラマ）を見る事をおすすめする人がいますが、これもまた、基礎力がないと厳しいです。

Netflixだと英語字幕をつけて、読みながら視聴できますので、楽しみながら単語力を高められます。

本を音声を聞きながら読む

以下の記事でおすすめしていますが、オーディオブック＋ペーパーバックは最強です。

どんどん言葉と発音がリンクしていきますので、リスニングの基礎力があがる事間違いなしです。

学習アプリを利用して、簡単な教材から単語力を高める

学習用アプリを利用するのも手です。

下記で紹介しています、スタディサプリのLv4くらいの内容は理解できないと、聞き流しトレーニングは厳しいと思います。

4.　まとめ：聞き流す前に。。。

単語の意味を理解できていなければ、聞き流しトレーニングの効果はありません。

まずは、基礎固めをして、聞き流せるレベルまで英語力を高める必要があります。

基礎固めをする為には海外ドラマや、本、アプリ等を利用しましょう。