2021年2月14日投稿
PMP取得しても、本当に転職有利になるんですか?
結局プロジェクトマネージメントの経験がないと意味なくないですか?
私はPMPに助けられました。
なぜPMPをおすすめするのか説明します。
こんにちはルーポンです、高卒で元バンドマンです。
30歳手前で音楽への道を諦め、IT企業に就職するまでは、音楽活動の傍ら、飲食業や、サービス業、製造業を転々としました。
IT企業に就職してから、この道でやっていこうと必死で勉強をし、シンガポールへの海外転職に成功。マネージャーにまで昇進しました。
私は学歴が弱かったので、たくさんの資格をとってチャンスをものにしてきました。
PMPは2017年に取得しました。
PMP取得後はアピールの末、プロジェクトマネージャーにもなれました。
その後、2020年にリストラの影響で会社を解雇されましたが、外資系企業へのプロジェクトマネージャーポジションへの転職に成功しました。
今回は実際の転職活動を通して感じたPMPの資格価値について記します。
まず、簡単にこの記事を書く管理者の経歴を紹介します。
40代での転職でしたが、転職活動がスムーズに行ったのはPMPのお陰だと言っても過言ではありません。
PMPのお陰で転職成功した管理者の体験談を記載します。
本記事では、以下トピックについて、自身の経験を元に紹介します。
良く「資格なんて持ってても経験ないと意味ないでしょう〜」という人がいますが、
PMPについては、そこに大きな勘違いがあります。
それは、PMPはプロジェクト経験がないと試験資格が得られない特殊な資格だからです。
PMPの受験資格をとる為には下記のプロジェクトのリーダーとしての実務経験が必要です。
でも、それだとそもそもプロジェクトマネージャーじゃないと資格とれなくないですか?
そうとも言えますが、自分の行っている業務をプロジェクトとして表現出来るかが大事なのです。
次で説明します。
そもそも「プロジェクトとは何でしょう?」
というところからの話になってしまいますが、
あなたがどのような仕事をしていたとしても、課題を持ち、一定のゴールを設定して行った生産性のある活動はプロジェクトと言い換えられます。
もちろんあなたが、ただ言っているだけでは厳しいですが、業務の一部をプロジェクトとして、明文化し、上司にも納得出来るような内容であれば、それは立派なプロジェクトと言えます。
プロジェクトとは、そのポジションについていなくとも、定義できる業務の形だと考えてください。
私自身、PMPの受験資格を申請した際はプロジェクトマネージャーではありませんでしたが、
これまで行ってきた業務での改善活動をプロジェクトとして文書作成し、上司に了承を得てからPMP受験資格申請に出しました。
ということで、PMPを持っていたとしても、プロジェクトマネージャーの経験がないと転職に結びつきにくいというのは、半分誤りです。
PMPの資格をとる為に学習することにより、自分の行ってきた業務をプロジェクトとして、認識することができるようになりますので、 PMP取得過程で、プロジェクト経験が生み出せるようになります。
半分誤りと書きましたが、それは転職しようとする企業の求めているプロジェクト能力とあなたの経歴があっているかという単純な話です。
PMPを持っていればどんな業界のどんなプロジェクトでも出来るという事を保証する資格ではありません。
例えば、建設現場のプロジェクト経験が豊富にあっても、ソフトウェア会社のプロジェクトマネージャーへの転職は難しいです。
PMPは今まであなたが積み上げてきた職務経験をブーストする役割がありますが、別業種への転職を有利にする訳ではないということを認識しましょう。
PMPを持っているからといって、転職全般が有利になる訳ではないという事を認識しましょう。
正式なプロジェクトマネージャーじゃなくてもPMPが取れる事は分かりましたが、
本当にそんなので、転職有利になるんですか?
そんな事で迷っている人は特にとっておいた方が良いです。
理由を説明します。
当たり前の話ですが、転職時は、実際のプロジェクト経験がある方が有利です。
例えば「アメリカのマイクロソフトで働いてて、Windows12のOS開発プロジェクトのリーダーでした。」とか
「オリンピック会場の建設プロジェクトのマネージャーでした」みたいな
すごいプロジェクト経験がある人は極論転職時PMPなんていらないと思います。
経験が一番という事は忘れないようにしましょう。
上記したようなプロジェクト経験だけで能力を証明できる人はPMPがなくとも、経験のみで転職が有利になります。
では、PMPがあった方が良い人はどんな人でしょう。
それは、今まで行ってきたプロジェクトが可視化できない人達です。
例に挙げた、マイクロソフトのOSや、オリンピックの会場建設などは、多くの人が認知している仕事ですが、
会社内で使うソフトウェアの構築や、地方での建設プロジェクトなどはアピールポイントとしてもピンとこない可能性があります。
転職時、企業側が見るのは、任せたプロジェクトをちゃんと遂行できるのかというところですので、PMPを持っていれば、そのあたりの最低限のスキルは証明できる事になります。
転職時有利になるのかどうかという話をするときに、はっきりしておいた方が良いのは、 何と比べて有利になるのかというところです。
この答えは二通りあると思います。
この二つでいうと、競合との比較では、経験が優先されますので、PMPを持っている事必ずしも転職時、有利になるとは言い切れませんが、 内面的な問題、自分のスキルを証明するという意味では、自分のプロジェクト経験に自信がないのであれば、 持ってないのに比べると大きく有利に働きます。
単純にPMPを持っているあなたと、PMPを持っていないあなたでは持っている方が良いですよねという話です。
ただ、これまで凄まじいプロジェクト経験がある人からするとPMPを持っている事は意味がないかも知れませんね。
最後に私の経験談、PMPのお陰もあってか転職成功したお話をします。
2021年転職時、私の状況は以下です。
上記にて紹介している通り、私の最終学歴は高校卒業です。
そもそもこの時点で応募できる仕事がかなり減ってしまったのですが、面接時PMPを持っている事はかなり受けが良かったです。
知り合いの高学歴人材でも、PMP取得に苦しんでいたので、高等教育を受けている人材が取れない資格を持っている事はあなたの能力を計る良い指標になります。
転職時は転職エージェントに多数登録しましたが、PMPを持っていたからか、プロジェクトマネージャーの仕事をたくさん紹介してもらえました。
これは、明らかにPMPを持っていなかったときと傾向が違いましたね。
職務経歴書に、これまでのプロジェクト経験を追加することが重要です。
上記した通り、明確な予算が入るような正式なプロジェクト経験はありませんでしが、PMPを持っていたおかげで、業務をプロジェクトとして明文化し、 企業にアピールすることが出来ました。
結果、複数の企業と面接させて頂いた結果、外資系IT企業のプロジェクトマネージャーのポジションで内定を頂きました。
実は、これには私自身驚きました。
海外での職務経験はあったので、外資系企業からの引き合いは強い印象を受けていましたが、 これまで正式な経験のないプロジェクトマネジャーポジションで採用されるとは思っていなかったからです。
PMPがなければ、書類選考まで通らなかったのではないかと思います。
面接や、職務経歴を作るときに役にたったのが、PMPの受験資格をとる際に作った自分の仕事をプロジェクト化する能力です。
PMPを取得し、これまでの職歴をプロジェクトとしてしっかり説明することが出来れば、大きなアピールになりますよ!
PMPはあなたの職務経歴を底上げしてくれる資格です。
ただ、PMPを持っているからといって、未経験な業界のプロジェクトマネージャーに転職できるかと言えばそれは難しいです。
あくまで、今までの職務経験をさらに強固にし、企業側にアピールする為の資格の一つと考えましょう。
これまでの職務経験が企業側にアピールするに十分な場合は、PMPは必要ないかも知れません。
私自身高卒ですが、PMPのおかげでプロジェクトマネージャーとして採用されました。
皆さんも資格を利用して、現在の職務経験のアピールポイントを高めましょう。
サイト管理者:るーぽん
シンガポール在住10年以上
会社員、2児の父。
飲食業界から、IT企業への転職を経て
外資系企業に就職し、シンガポールに赴任。
現在は、温暖な気候の中、毎日ほぼストレスなく過ごしています。
お問い合わせは下記よりお願いします。
メールフォーム:ここをクリック
Follow @LowStresslife